じこじつげん【自己実現】
1 《self-realization》自己が本来もっている真の絶対的な自我を完全に実現すること。普遍的、絶対的自我の実現が究極の目的であり、それに導く行為が正しい行為だとする、T=H=グリーン...
じんいとうた【人為淘汰】
人工的に生物の品種改良を行い、その形質を一定の方向に変化させ、目的にかなった型の固体だけを選び残していくこと。▽「人為」は自然のままでなく、人間の手を加えること。「淘汰」はより分ける、よいものを取り、悪いものを捨てること。
ぜんとたなん【前途多難】
これから先多くの困難や災難が待っているさま。また、待っているだろうことが予期されること。▽「前途」は将来、目標までの今後の道のり。「途」は道のり。「多難」は困難や災難の多いさま。
ぜんとりょうえん【前途遼遠】
目的達成までの道のりや時間が、まだ長く残っているさま。今後の道のりがまだ遠くて困難なさま。▽「前途」は将来、目標までの今後の道のり。「途」は道のりのこと。「遼遠」ははるかに遠いさま。「遼」は道が延々と長く続いている意。
たんびしゅぎ【耽美主義】
美を最高の価値と考え、その追求を人生の唯一の目的とする態度。自然より人工を、精神より感覚・情緒を、内容より形式を、写実より虚構を重んじる、芸術上の態度。デカダンス。
だいどうだんけつ【大同団結】
いくつかの団体・政党などが、共通の目的に向かって、小さな意見の違いを越えて一つにまとまること。▽「大同」は同じ目的をもつ者が一つにまとまること。
ちょうじんきゅうぞう【鳥尽弓蔵】
目的が達せられた後には、それまで重用されていた者が捨てられるということのたとえ。鳥を射尽くしてしまうと、不必要となった弓がしまわれてしまうという意から。▽一般に「鳥とり尽つき弓ゆみ蔵おさめらる」と訓読を用いる。
てきほんしゅぎ【敵本主義】
目的が別にあるように見せかけて、本来の目的を遂げようとするやり方。
とくぎょぼうせん【得魚忘筌】
魚を捕ってしまうと、その道具の筌やなのことなど忘れてしまうということ。転じて、目的を達すると、それまでに役立ったものを忘れてしまうことのたとえ。▽「筌」は水中に沈めて魚を捕る竹かごのこと。一般に「魚うおを得えて筌せんを忘わする」と訓読を用いる。
どうしょういむ【同床異夢】
同じ寝床に寝ても、それぞれ違った夢を見ること。転じて、同じ立場にありながら、考え方や目的とするものが違うことのたとえ。