1. 律令制で、五位以上の女官、また五位以上の官人の妻の称。前者内命婦 (ないみょうぶ) 後者外命婦 (げみょうぶ) という。

  1. 平安中期以降、中級の女官や中﨟 (ちゅうろう) の女房の称。「靱負 (ゆげい) の—」「威儀の—」

  1. 中世稲荷 (いなり) 明神の使いとされる狐 (きつね) の異称

    1. 「気比宮 (けひのみや) の白鷺、稲荷山の—」〈太平記・三九〉

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