[動ラ五(四)]《「ひきはる」の音変化》
  1. 引いて、ぴんと張った状態にする。「綱を—・る」

  1. 電線などを長く張りわたす。また、導管路線などをある場所まで延長する。「電話線を—・る」「給水管を家まで—・る」

  1. 物の一部を持って自分の方へ強く引く。また、引き寄せる。「缶のタブを—・って開ける」「袖を—・って合図をする」

  1. 車両などを)強く引いて前へ進める。牽引 (けんいん) する。「30両もの貨車を—・って走る」

  1. 先に立って人を自分のめざす方へ導く。「リーダーとなって仲間を—・ってゆく」

  1. 人をある場所へ連れて行く。また、連行する。「方々—・って歩く」「警察に—・られる」

  1. 仲間になるように強く誘う。誘い入れる。「優秀な技術者を—・る」「野球部に—・る」

  1. 長引かせたり遅らせたりする。引き延ばす。「たまった借金を—・っておく」「策を弄して審議を—・る」

  1. 発音を長くのばす。「語尾を—・る」

  1. 10 引用する。「例を—・ってきて説明する」

  1. 11 野球で、投手の球を思いきり打って、右打者はレフト方向、左打者はライト方向へ飛ばす。「外角球を強引に—・る」⇔流す

  1. 12 着る。ひっかける。

    1. 着物らしい着物を—・っていたこともなく」〈秋声・足迹〉

  1. 13 磔 (はりつけ) にする。

    1. 「木の空(=磔柱)に—・らるるは今のこと」〈浄・博多小女郎

[可能]ひっぱれる

出典:青空文庫

出典:gooニュース

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