出典:gooニュース
「官窯」跡が示す高度な製磁技術 西夏文化探訪③
【新華社銀川11月26日】中国の11世紀から13世紀にかけて、現在の寧夏回族自治区一帯を支配した西夏王朝。その版図で焼成された磁器は西夏磁器と呼ばれる。これまでは同自治区霊武市の霊武窯跡から出土した磁器が代表とされ、造形や文様に一定の特色があるものの、同時代の宋磁に比べ粗さが指摘されていた。しかし、7年前の発掘調査で人々の西夏磁器に対する固定観念は覆された。
西夏の仏典、活字印刷の中国起源を証明 西夏文化探訪②
寧夏文物考古研究所が、仏典が出土した仏塔の考古学調査に基づき編さんした「拜寺溝西夏方塔」によると、仏塔は密檐(みつえん)式の実心磚塔(せんとう=れんが塔)で、数少ない西夏の古塔であることが中央の木柱の西夏文字と漢字の題辞により分かった。1991年に塔が破損した際に行われた発掘調査で、9冊約10万字の西夏文字の仏典「吉祥遍至口和本続」が出土。
「草も生えず鳥も降りず」西夏陵の神秘 西夏文化探訪①
中国の北方地域には11世紀から13世紀にかけてタングート族が建てた地方民族政権があり、宋の北西部に位置したことから「西夏」と呼ばれた。これらの塚は、西夏の九つの皇帝陵と271の陪葬墓の陵塔に当たる。整った建築遺構を持ち、多くの遺物が出土した西夏陵の発見は、西夏史を研究し、西夏文明の探求するための重要な鍵となった。
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