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冠履転倒の解説 - 学研 四字熟語辞典

上下の順序が逆になっていること。また、順序秩序が乱れるさま。
注記
「冠履」は、かんむりとくつのことから転じて、地位や立場の上位と下位の意。
表記
「転」は、「顚」とも書く。
用例
彼はこれをアンニュイと名なづけてゐた。アンニュイに罹かかると、彼は論理の迷乱を引き起すものと信じてゐた。彼の行為の中途に於おいて、何の為といふ、冠履転倒の疑を起させるのは、アンニュイに外ならなかつたからである。〈夏目漱石・それから〉
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