馬具の付属具。鞍橋 (くらぼね) 四緒手 (しおで) に結び垂らして、馬の汗や蹴 (け) 上げる泥を防ぐ。下鞍 (したぐら) の小さい大和鞍水干鞍に用い、毛皮や皺革 (しぼかわ) で円形に作るのを例とするが、武官は方形として、「尺 (さく) の障泥 (あおり) 」と呼んで用いた。

  1. あおること。また、強い風にあおられて起こる動揺衝撃。「突風の—で塀が倒れた」

  1. ある物事に強く働く勢い。また、その及ぼす影響余勢。「ストの—で客足が伸びない」

  1. そそのかしたりおだてたりして、ある行為を起こさせること。「周りの—に乗る」

  1. カメラで、レンズの光軸とフィルム面(デジタルカメラではイメージセンサー)との角度を変えること。像の歪みの補正や遠近感の調整に用いられる。PCレンズという専用特殊レンズもある。

  1. 歌舞伎劇場などで、木戸番が扇を開いて客を呼び立て招くこと。

  1. あおり運転

  1. 雑誌などで、読者興味を引くために記事につける短い文。「漫画の扉に—を入れる」

  1. 煽り返し」の略。

出典:青空文庫

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2023年12月