1. (「郷」とも書く)山中や田園地帯などで、人家が集まって小集落をなしている所。ひとざと。むらざと。村落。「山から—へ下る」

  1. (「郷」とも書く)都に対して、田舎。また、ふるさと。在所。「—のわらべ」

  1. 妻や奉公人などの生家実家。「正月—に帰る」

  1. 養育費を出して子供を預けておく家。「—に出す」

  1. おいたち。育ち。素姓 (すじょう) 。お里。

  1. くるわ。遊里。「—ことば」

    1. 「素人の寄っても読めぬ—の文」〈柳多留・七〉

  1. 宮廷を「うち」といったのに対して、宮仕えする人が自家をいった語。

    1. 「内裏 (うち) にても—にても、昼はつれづれと眺め暮らして」〈若紫

  1. 寺に対して、俗世間。

    1. 律師 (りし) 、山ごもりして—に出でじと誓ひたるを」〈・夕霧〉

  1. 律令制の地方行政区画の一。→里 (り) 

[副]一斉に、また瞬間的に物事の行われるさま。さっと。どっと。
  • 「面 (おもて) —赤みて物ものたまはず」〈・浮舟〉

出典:青空文庫

出典:gooニュース

goo辞書は無料で使える辞書・辞典の検索サービスです。1999年にポータルサイト初の辞書サービスとして提供を開始しました。出版社による信頼性の高い語学辞典(国語辞書、英和辞書、和英辞書、類語辞書、四字熟語、漢字など)と多種多様な専門用語集を配信しています。すべての辞書をまとめて検索する「横断検索」と特定の辞書を検索する「個別検索」が可能です。国語辞書ではニュース記事や青空文庫での言葉の使用例が確認でき、使い方が分からない時に便利です。