と・ける【解ける】

の解説

［動カ下一］［文］と・く［カ下二］

1. １ 結んであったものが、自然とはなれたりゆるんだりする。ほどける。「帯が—・ける」「靴ひもが—・ける」

1. ２ 束縛から解放されて自由になる。命令や規制などが解除される。「停職が—・ける」「謹慎が—・ける」

1. ３

   1. ㋐心のわだかまり、不快に思う気持ちなどが消えてなくなる。「怒りが—・ける」「緊張が—・ける」

   2. ㋑心のへだたりがなくなる。うちとける。

      「人の情 (なさけ) に—・けたと見える」〈鏡花・歌行灯〉

1. ４ わからなかったところがはっきりする。答えが得られる。「問題が—・ける」「暗号が—・ける」「疑義が—・ける」

と・ける【溶ける／解ける／^▽融ける】

の解説

［動カ下一］［文］と・く［カ下二］《「と（解）ける」と同語源》

1. １ 固体が、熱や薬品などによって、液状になる。「氷が—・ける」「暑さでアスファルトが—・ける」

1. ２ ある物質が液体の中に平均にまじって、液体と一体になる。「砂糖が水に—・ける」「油は水に—・けない」

[補説]1で、特に金属の場合は「鎔ける」「熔ける」とも書く。

類語

• 溶解(ようかい)

出典：デジタル大辞泉（小学館）

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