[動ラ変]《「は(這)いあり」の音変化で、神や天皇など、絶対者の前に恐れ入った
態度でいるのが
原義か》
[補説]平安時代には、「さぶらう」が尊者のおそばに控える意を主とするのに対し、「はべり」は、ひたすら恐れ入っているという
姿勢を示し、
存在またはそれの付いた語を
謙譲し
丁重に
表現する、かしこまった気持ちの
会話に
多用された。平安後期から、丁寧語としての「さぶらう」さらに「そうろう」がこれに代わるようになり、
中世になると「はべり」は
古風な語として形式化した。