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辞書
寺院を建てること。
《古くは「そうし」「ぞうし」とも》とっさの場合。ごく短い時間。
「尊い神の道を奉じて—にも顛沛 (てんばい) にも神の御恵を感謝せねばなりませぬ」〈魯庵・社会百面相〉
1 雑多な事柄や用事。ざつじ。
「—ども仰せられつるついでに」〈源・浮舟〉
2 中世、年貢以外の種々の租税や労役。
出典:デジタル大辞泉(小学館)
ぞうじし【造寺司】
古代、寺院の造営や造仏の際、臨時に置いた職。造東大寺司など。
ぞうじてんぱい【造次顛沛】
《「論語」里仁の「君子は食を終うる間も仁に違 (たが) うこと無し。造次にも必ず是 (ここ) に於いてし、顛沛にも必ず是に於いてす」から》とっさの場合とつまずいて倒れる場合。わずかな時間のたとえ。
出典:青空文庫
・・・時 犬坂毛野造次何ぞ曾て復讎を忘れん 門に倚て媚を献・・・ 内田魯庵「八犬伝談余」
・・・塾の有様や、其の頃の雑事や、同じ学舎に通った朋友等の状態に就いて・・・ 幸田露伴「学生時代」
・・・な図書館に入ったり、雑事に侵されない朝夕の時間の中に身を置い・・・ 幸田露伴「観画談」
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