1. クロウメモドキ科の落葉高木。葉は卵形で、3本の脈が目立ち、互生する。夏、黄緑色の小花をつけ、楕円形の実を結び、暗赤褐色に熟す。実は食用に、また漢方乾燥させたものを大棗 (たいそう) といい、強壮薬に用いる。中国北部の原産。名は、初夏になって葉の芽を出すことによる。 実=秋 花=夏》「竿をもて—をたたく巡査かな/素十

  1. 染料の一。1の実を乾燥し、刻んだものを煎 (せん) じて染め汁を作る。茶系統の色。

  1. 薄茶器の一。木製漆器の容器で、形状1の実に似ている。古くは棗形茶入れといい、室町中期に京都妙覚寺法界門付近に住んでいた羽田五郎 (はねだごろう) が始めたという。

goo辞書は無料で使える辞書・辞典の検索サービスです。1999年にポータルサイト初の辞書サービスとして提供を開始しました。出版社による信頼性の高い語学辞典(国語辞書、英和辞書、和英辞書、類語辞書、四字熟語、漢字など)と多種多様な専門用語集を配信しています。すべての辞書をまとめて検索する「横断検索」と特定の辞書を検索する「個別検索」が可能です。国語辞書ではニュース記事や青空文庫での言葉の使用例が確認でき、使い方が分からない時に便利です。

gooIDでログインするとブックマーク機能がご利用いただけます。保存しておきたい言葉を200件まで登録できます。