出典:gooニュース
木星の衛星イオの火山活動、太陽系の初期から続くとついに判明
そこで氏のチームはイオの空に注目した。 イオの火山から噴出した物質の多くは、薄い大気を通り抜けて宇宙空間に到達する。失われる大気も合わせると、イオからは毎秒3トンもの物質が宇宙空間に逃げ出していると見積もられている。 その結果、イオの大気中に含まれる火山噴出物は、重い同位体(質量数が異なる元素)が多くなっているはずだ。
木星の衛星イオの溶岩湖の空撮再現映像
ガリレオ衛星のうち木星に最も近いところを公転する衛星イオは、太陽系全体で最も火山活動が活発なことで知られています。 映像は、イオにある溶岩湖「ロキ・パテラ」を上空から空撮しているかのように再現したものです。NASA(アメリカ航空宇宙局)の木星探査機ジュノーのデータを元に作成されました。画像はその映像の1場面です。
木星の衛星イオの南極域をジュノー探査機がとらえた
画像にはイオの南極域が映っています。イオの南極域がとらえられたのは史上初めてのことです。画像の撮影時、ジュノー探査機はイオの表面から約1万6500kmの距離に位置していました。 木星には「ガリレオ衛星」と呼ばれる4つの大きな衛星があります。イオの半径は1821.5kmで地球の月よりやや大きく、ガリレオ衛星のうち最も内側を公転しています。
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