ひらの‐くにおみ【平野国臣】
[1828〜1864]幕末の尊攘派志士。福岡藩士。通称、次郎。脱藩して京都に上り、西国の尊攘派を結集したが、寺田屋事件で失敗。のち、生野の変を起こしたが捕らえられ、獄中で斬られた。
ひらの‐けいいちろう【平野啓一郎】
[1975〜 ]小説家。愛知の生まれ。京大在学中に「日蝕」で芥川賞受賞。他に、「日蝕」と並ぶロマンチック三部作「一月物語」「葬送」など。
ひらの‐けん【平野謙】
[1907〜1978]評論家。京都の生まれ。本名、朗(あきら)。政治と文学、私小説などをテーマに鋭い評論を発表。戦後文学の代表的評論家として活躍。著「島崎藤村」「芸術と実生活」「昭和文学史」など。