しゅくいせっしょく【縮衣節食】
衣食を節約すること。倹約すること。▽「節」ははぶくこと。倹約すること。「衣ころもを縮ちぢめ食しょくを節せっす」と訓読する。
しゅくちほてん【縮地補天】
政治上、行政機構などを大きく改革することのたとえ。また、非凡なことをするたとえ。地を縮め、天を補う意から。▽「地ちを縮ちぢめ天てんを補おぎなう」と訓読する。
しゅくやむび【夙夜夢寐】
一日中。朝から晩までいつもいつも。また、寝ても覚めても思うこと。一日中、頭を離れず思い続けること。▽「夙夜」は早朝から夜遅くまで。一日中。「寐」はねる意。「夢寐」は寝て夢を見ること。寝ている間のこと。
しゅこうぼくしゅ【輸攻墨守】
攻める方も守る方も、智恵を尽くし、万策をもって戦うこと。名工として名高い輸しゅが攻め、智恵者の墨ぼくが守って、戦ったということから。
しゅしゃせんたく【取捨選択】
悪いもの、不必要なものを捨てて、よいもの、必要なものを選び取ること。取るべきものと捨てるべきものとを選択する意から。▽「取捨」はよいものを取り、悪いものを捨てること。「選択」はよりよいものを選び出すこと。
しゅしゅたいと【守株待兎】
いたずらに古い習慣やしきたりにとらわれて、融通がきかないたとえ。また、偶然の幸運をあてにする愚かさのたとえ。木の切り株を見守って兎うさぎを待つ意から。▽一般に「株かぶを守まもりて兎うさぎを待まつ」と訓読を用いる。
しゅしんこうし【朱唇皓歯】
美人の形容。赤い唇と白い歯の意から。▽「皓」は白い意。「唇」は「脣」に同じ。
しゅじゅざった【種種雑多】
いろいろなものが入り交じっているさま。▽「雑多」はいろいろなものが入り交じっているさま。
しゅじょうさいど【衆生済度】
仏道によって、生きているものすべてを迷いの中から救済し、悟りを得させること。▽仏教語。「衆生」は生きとし生けるもの。人間を含むすべての生きもの。「済度」は迷う衆生を悟りの境地に導くこと。
しゅそりょうたん【首鼠両端】
ぐずぐずして、どちらか一方に決めかねているたとえ。また、形勢をうかがい、心を決めかねているたとえ。日和見ひよりみ。穴から首だけ出したねずみが外をうかがって、両側をきょろきょろ見回している意から。▽「首鼠」は「首施しゅし」に同じで、躊躇ちゅうちょするさまともいう。「両端」はふた心の意。