ふざいしょうめい【不在証明】
刑事事件で、犯罪が行われたときに被疑者または被告人が、現場に居合わせなかったことを明らかにすること。アリバイ。
ふしょうじけん【不祥事件】
よくないことでいやな感じがする出来事。
ふしょうふげい【不将不迎】
過ぎたことをくよくよと悔やんだり、まだ来ない先のことを、あれこれ悩んだりしないこと。去るものを送ったり、来るものを迎えたりしない意から。▽「将」は送る意。「将迎」は送り迎えの意で、「将」「迎」それぞれに打消しの「不」を添えた語。「将おくらず迎むかえず」と訓読する。
ふしょうふずい【夫唱婦随】
夫婦の仲が非常によいこと。夫が言い出し妻がそれに従う意から。▽「唱」は言い出すこと。提唱。「唱」は「倡」とも書く。
ふしょうぶしょう【不承不承】
いやいやながら、やむをえず物事を行うこと。▽「不承」はいやいやながら承知する意。「不承」を重ねて意味を強調した語。「承」は「請」とも書く。
ふんしょうぎょくたく【粉粧玉琢】
女性の容貌ようぼうが美しい形容。▽「粉粧」は化粧の意。「玉琢」は玉を磨く意で、女性が化粧を施して玉を磨いたように美しいこと。
ぶんしょうのぜっしょう【文章絶唱】
きわめてすぐれた詩歌や文章。▽「絶唱」は、このうえなくすぐれた詩歌の意。
ほうたんしょうしん【放胆小心】
文章を書くとき、初めは思い切って大胆に表現して書くのがよく、ある程度習熟してからは細かい点に注意を払って、よく字句を練るのがよいこと。また、この二つの文体。▽「放胆」は修辞や文法の規則からは、少しはずれても思い切って大胆に表現すること。また、その文。「小心」は細かい点に注意を払って、よく字句を練ること。また、その文。
まちょうほうしょう【摩頂放踵】
頭の先から足のかかとまですり減らすほど、自分を顧みず、他人のために努力すること。孟子もうしが墨子ぼくしを評した語。▽「摩」はすり減らす意。「頂」は頭のこと。「放」はいたる、とどく意。「頂いただきを摩まして踵くびすに放いたる」と訓読する。
まんもくしょうじょう【満目蕭条】
見渡す限り、物さびしいさま。▽「満目」は見渡す限り、あたり一面の意。「蕭条」は物さびしいさま。