ばんりどうふう【万里同風】
天下が統一されて平和に治まり、はるか遠くまで風俗・文化が同じになること。天下が統一される形容。また、世の中が平和に治まることの形容。▽「万里」ははるかかなたのこと。「風」は風俗の意。「同風」は同じ風俗になることで、天下が統一されること。「万里ばんり、風ふうを同おなじうす」と訓読する。
ひからくよう【飛花落葉】
絶えず移り変わるこの世の、無常なことのたとえ。春に咲く花も風に吹かれて散り、青葉もやがて枯れ落ちる意から。
ひゃくさいむきゅう【百載無窮】
永久きわまりなく無限なこと。天地は永遠に不変きわまりないこと。▽「百載」は「百歳」に同じ。百年、転じて、永遠に、永久に、長くの意。「無窮」はきわまりないさま。果てしがないこと。永遠。
ひゃくしゃくかんとう【百尺竿頭】
百尺もある竿の先端。転じて、到達しうる極限。最上の極地。
ひゃくせいふま【百世不磨】
永久に消えずに残ること。不朽。いつまでも消滅しないこと。▽「百世」は百代、長い年月の意。「不磨」はすり減らないこと。
ひゃくせんひゃくしょう【百戦百勝】
どんな戦いにも、戦えば必ず勝つこと。戦うたびに勝つこと。▽中国の兵法家孫子は、百戦百勝することは必ずしも最高によいことではなく、戦わないで敵に勝つことこそが、最高の策であるとした。
ひゃくやくのちょう【百薬之長】
酒をたたえることば。酒はどんな薬よりも効く、最もすぐれた薬であるということ。
ひゃっかひゃくぜん【百下百全】
まったく完全であること。百のうち一つも欠けることがなく、完全なこと。万全。
ひょうりいったい【表裏一体】
二つのものの関係が、表と裏のように密接で切り離せないこと。▽「表裏」はおもてとうら。「一体」は一つのものの意。表裏は同体で切り離すことができない関係にあること。
ひんこうほうせい【品行方正】
心や行いが正しく立派なさま。▽「品行」は行い・振る舞い・行状のこと。「方正」は心や行いが、正しくきちんとしているさま。