しゅぶそくとう【手舞足踏】
大きな喜びなどで、気持ちが高ぶって、思わずそれが身振り手振りとなって現れること。▽「手舞」は手を動かして舞う、「足踏」は足を踏みならす。ともに踊りの動き。それによって自分の気持ちの高揚を表現することからいう。「手の舞い足の踏ふむを知らず」の略。
しゅんかしゅうとう【春夏秋冬】
春・夏・秋・冬の四季のこと。また、「季節を問わず」「一年中」の意。四季折々。
しゅんぷうたいとう【春風駘蕩】
春の景色ののどかなさま。春風がそよそよと気持ちよく吹くさま。また、温和でのんびりとした人柄のたとえ。▽「駘蕩」は春ののどかなさま。のびのびしたさま。
しょうとうらんがく【焦頭爛額】
事前の予防を考えた者を賞さず、末端の些末さまつなものを重視するたとえ。根本を忘れ、些末なことを重視するたとえ。また、処理に手こずりせっぱつまって苦労することのたとえ。火災を消すために頭の毛を焦がし、額にやけどをおった者が賞される意から。▽「焦」は、こがす。「爛額」は額が焼けただれること。「焦頭爛額を上客じょうかくと為なすか」の略。火災を予防する方法を教えた者は賞されず、火事が起きて、苦労して消火にあたった者だけが賞されることから。「頭あたまを焦こがし額ひたいを爛ただらす」と訓読する。「爛額焦頭らんがくしょうとう」ともいう。
しょうりぞうとう【笑裏蔵刀】
表向きは柔和でありながら、心の底は陰険そのものであったりすること。表向きの笑いの中に刀を隠しもっている意から。▽「笑裏」は笑いの内側。「笑裏しょうりに刀とうを蔵ぞうす」と訓読する。
しょがこっとう【書画骨董】
書道と絵画と古美術の総称。
しんとうめっきゃく【心頭滅却】
無念無想の境地に達すること。雑念を排して集中すれば、火の中でも涼しく感じるということ。困難な状況にあっても、超越した境地にあれば、苦しくないということ。
しんりょうとうか【新涼灯火】
秋の初めの涼しくなり始めたころは、明かりの下で読書をするのにふさわしい時期である意。▽「新涼」は初秋の涼しさ。「灯火」は「灯火親しむべき候」の略で、明かりの下で読書するのに適している季節の意。
じきとうらい【時機到来】
事を起こそうとして、まさにその好機がやってきたこと。いちばんよいときが来たという意味。
じことうかい【自己韜晦】
自分の本心や学識、地位などを隠して知られないようにすること。節操を知り、自分をひけらかさないこと。