しょぎょうむじょう【諸行無常】
この世の万物は常に変化して、ほんのしばらくもとどまるものはないこと。人生の無常をいう仏教の根本的な考え。▽仏教語。「諸行」は因縁によって生じた、この世の一切の事物。
しんけいすいじゃく【神経衰弱】
1 身体的、精神的な過労によって、注意集中困難・疲労感・焦燥感(しょうそうかん)など、さまざまな自覚症状を訴える状態。かつてはノイローゼの訳語としてよく使われた。 2 トランプゲームの一。カード...
しんしほしゃ【唇歯輔車】
一方がだめになると、他方もだめになってしまうような、お互いが助け合うことによって成り立つ関係のたとえ。もちつもたれつの関係をいう。▽「唇歯」はくちびると歯。「輔車」は頬骨ほおぼねと下あごの骨のことで、一説に車の添え木と車ともいい、他にも説がある。くちびると歯や頬骨と下あごの骨は、切っても切れない密接な関係にあることから。「輔車唇歯ほしゃしんし」ともいう。「唇」は「脣」とも書く。
しんしょうふうけい【心象風景】
心の中に思い描いた景色。体験や感情、感覚によって生み出される想像上の風景。
しんしょくひっこう【心織筆耕】
文筆で生計をたてること。心の中で機はたを織り、筆によって田を耕し生活する意から。▽「筆耕」は文筆によって生計をたてること。
しんれいげんしょう【心霊現象】
科学の力によって解明・立証のできない不可解な出来事。超自然的な現象。
じこあんじ【自己暗示】
自分で自分にある観念を繰り返すことで暗示をかけ、理性を超えた行動や力を生み出すこと。▽「暗示」はそれとなく示す、ほのめかすこと。
じじょうさよう【自浄作用】
外部からの力によってではなく、自ら清浄する能力があること。何もせずとも、自然に浄化できるようになっていること。外的な圧力なしで、正しい方向に向かう能力。
じねんごどう【自然悟道】
仏語。師や他の教えに頼らないで、自らの修行によって本覚が開け、自然に道を悟ること。
じゅうにんといろ【十人十色】
考え・好み・性質などが、人によってそれぞれに異なること。