かくせいいでん【隔世遺伝】
祖先(特に祖父母)にあった劣性の遺伝形質が、隔たった世代の子孫にあらわれる現象のこと。
きんしぎょくよう【金枝玉葉】
天子の一族や子孫のたとえ。また、美しい雲の形容。また、花樹の枝葉が金玉のように美しく茂る意。▽天子の一族の意のとき、「金」「玉」は高貴のたとえ、「枝」「葉」は一族や子孫のたとえ。「玉葉金枝ぎょくようきんし」ともいう。
けいしぎょくよう【瓊枝玉葉】
天皇や天子の一族・子孫のたとえ。また、高貴な家の子弟のこと。
ししそんそん【子子孫孫】
末代まで。孫子まごこの代まで。代々。子孫の続く限りの意。▽「子孫」を重ねて強めた語。「孫孫」は「そんぞん」とも読む。
せきこうりゅうこう【積厚流光】
積み重ねられたものが厚ければ、それだけその恩恵も大きいということ。祖先の功績が大きければ、それだけ子孫にも大きな恩恵が及ぶこと。▽「流光」は恩徳や感化が後世まで及ぶこと。「流」は流沢・恩恵の意。「光」は広に通じ、大きい意。
せきぜんのよけい【積善余慶】
善をなせば、見かえりとしてよい事が必ずあるということ。善行を積んだ家には、子孫の代にまで及ぶ幸福が必ず訪れるという意味。
たんしょてっけい【丹書鉄契】
天子が功臣に与えた、鉄に朱で書いた誓文せいもんのこと。▽「丹」はあか、深いあかいろ。「鉄契」は功臣に賜る鉄製の割り符。これに消えないように朱で書いて功臣に与え、本人やその子孫が罪を犯したとき、減免される証あかしとなった。
てきしゃせいぞん【適者生存】
生物は、環境に最も適したものが生き残り、適していないものは滅びるということ。▽イギリスの哲学者・社会学者ハーバード=スペンサーによって提唱された生物進化論。
ふばいびでん【不買美田】
肥えた田んぼを買わないこと。転じて、子孫を甘やかし安楽な生活ができるような遺産を残さないこと。
ぶりょうとうげん【武陵桃源】
俗世間からかけ離れた平和な別天地、理想郷のこと。▽「武陵」は地名。中国湖南省こなんしょうにある。「桃源」は世俗を離れた平和な別天地。