いあくのしん【帷幄之臣】
指揮官とともに行動し、作戦計画に参画する部下。参謀。
いっしょうばんこつ【一将万骨】
一人の将軍が功成り名遂げた陰には、大勢の兵隊が戦場に骨を埋めるという犠牲をともなっているということ。また、それを忘れてはならないという戒め。
えいせいちゅうりつ【永世中立】
国際法上、他の諸国間の戦争や紛争に関係しない義務を負い、かつ、その独立と領土の保全とが他の諸国家によって保障されている状態。スイス、オーストリアなどはその例。
けんどちょうらい【捲土重来】
一度敗れたり失敗したりした者が、再び勢いを盛り返して巻き返すことのたとえ。巻き起こった土煙が再びやって来る意から。▽「捲土」は土煙が巻き上がることで、勢いの激しいことのたとえ。「重来」は再びやって来ること。もとは一度敗れた軍が再び勢いを盛り返して攻めて来ることをいった。「捲」は「巻」とも書く。また、「重」は「じゅう」とも読む。
こうとりょうく【狡兎良狗】
戦ってきた敵国が滅びると、戦闘に功績のあった家臣が有害無用として殺されることのたとえ。転じて、役に立つときはさんざん利用され、不要になると見捨てられることのたとえ。
しょしひゃっか【諸子百家】
中国春秋戦国時代に開花した、多くの思想や学派、またその著作物の総称。儒家(孔子こうし・孟子もうし)・道家(老子ろうし・荘子そうし)・墨家(墨子ぼくし)・法家(韓非子かんぴし)・名家・陰陽いんよう家などの六家・九流があり、秩序の安定や再建を目的とし、中国思想の源泉となった。
しんけんしょうぶ【真剣勝負】
遊び半分ではなく、本気で勝ち負けを争って、勝者を決定すること。また、物事に、まじめに全力で対処すること。もとの意味は、竹刀しないや木刀ではなく、本物の刀で斬りあいをして戦うということ。
じょうかのめい【城下之盟】
降伏したあとで結ぶ、最も屈辱的な講和条約のこと。戦いに敗れた後で、城壁の下で取り交わす条約という意味。
じんかいせんじゅつ【人海戦術】
多数の人員を次々に繰り出して、仕事を成し遂げようとするやり方。機械力などを利用せず、大勢の人を動員して物事に当たらせる方法。本来の意味は、多数の兵員を投じて、数の力によって敵軍を破る戦法のこと。▽「人海」は人が多数集まっていることの形容。
せいぞんきょうそう【生存競争】
生きていくための争い。生き残るための避けられない戦い。