いっしんいったい【一進一退】
あるいは進み、あるいは退くこと。状態や情勢がよくなったり悪くなったりすること。▽「一…一…」は「あるいは…あるいは…」「…したり、…したり」の意。
いどくせいどく【以毒制毒】
悪事を滅ぼすのに悪事を利用すること。また、病気を治すのに毒薬を用いること。
こうこうのしつ【膏肓之疾】
不治の病、難病のこと。
しょうきゅうのとり【傷弓之鳥】
一度の失敗や災難で、臆病おくびょうになっておじけづくこと。弓矢で傷ついたことのある鳥は、楽器の弦をはじく音にさえ、おびえて高く飛ぶという意味から。
しょうしんよくよく【小心翼翼】
本来は、慎み深くうやうやしいさまをいう語。転じて、気が小さく、びくびくしているさま。▽「小心」は注意深くする、慎み深いこと。また、気が小さいこと。「翼翼」は慎み深いさま、うやうやしいさま。「翼翼小心よくよくしょうしん」ともいう。
しょうろうびょうし【生老病死】
生まれること、老いること、病むこと、死ぬことの四つの苦。人生における免れない四つの苦悩のこと。▽仏教語。四苦ともいい、また、四天使ともいわれる。
はいちゅうのだえい【杯中蛇影】
ひとたび疑い始めると、何でもないことにも怯おびえ、疑い深くなり、苦しむ結果になるというたとえ。また、病は気から起きるものだからあまり心配しないほうがいいということ。
びょうにゅうこうこう【病入膏肓】
病が進行し、回復する見込みがなくなること。不治の病にかかること。また、趣味や道楽などに病的なまでに熱中したり、悪癖や悪弊などが高じて手がつけられなくなるたとえ。
ぶじそくさい【無事息災】
病気や災いなど、心配事がなく、平穏に暮らしていること。また、そのさま。▽「息災」は災いを防ぎ止めること。「息」はやめる、しずめる意。「息災無事そくさいぶじ」ともいう。
ほりゅうのしつ【蒲柳之質】
生まれつきからだが弱く、病気にかかりやすい体質。