ざんこくひどう【残酷非道】
むごたらしくて、人の道に背いているさま。また、そのような振る舞いや行い。▽「残酷」は思いやりがなく、むごたらしいこと。「非道」は正しい道理や筋道にはずれているさま。人として当然踏まなければならない道にはずれているさま。また、そのような振る舞いや行い。
しさくせいち【思索生知】
道理や筋道を追って、物事をよく考えることで知恵が生まれてくるということ。▽「思索」は筋道を立てて十分に考えること。「生知」は知識・知恵が生まれること。一般に「思索しさく、知ちを生しょうず」と訓読を用いる。「生」は「しょう」とも読む。
しりめつれつ【支離滅裂】
ばらばらでまとまりがなく、筋道が立っていないさま。▽「支離」はばらばらなさま。「滅裂」はきれぎれ、離ればなれ。ばらばら。
じりめいはく【事理明白】
物事の道理や筋道が、きわめてはっきりしているさま。▽「事理」は物事の道理・筋道。「明白」ははっきりしていること。
たんじゅんめいかい【単純明快】
複雑でなく分かりやすいさま。▽「単純」は混じりけがないさま。「明快」は筋道がはっきりしていて分かりやすいさま。文章や話が分かりやすいさまをいう。
むちゃくちゃ【無茶苦茶】
物事の順序が、筋道立っていないさま。また、物事が度を越して激しいさま。▽単に「無茶」ということもある。「苦茶」は「無茶」を強める語。「無茶」も「苦茶」ももともとあった音に漢字を当てたもの。
めちゃめちゃ【目茶目茶】
物事や言動の筋道がまったく通らないさま。非常に混乱、混雑したさま。程度がはなはだしくてひどいさま。
らんざつむしょう【乱雑無章】
物や事柄がばらばらのまま整理されていないこと。無秩序のまま放置されていること。▽「無章」は筋道が立たないこと。「章」は筋道・秩序の意。「乱雑らんざつにして章しょう無なし」と訓読する。
りろせいぜん【理路整然】
文章や話が、秩序立てた論理で展開されているさま。▽「理路」は筋道のこと。「整然」は秩序正しいさま。
ろんしめいかい【論旨明快】
文章や議論の主旨が、筋道が通っていて分かりやすいこと。また、そのさま。▽「論旨」は議論・意見の要点・主旨、「明快」は筋道がはっきりしていること。