いちもんいっとう【一問一答】
一つの質問に対して、一つの答えをすること。また、質問と答えを繰り返すこと。質疑応答や問題集などの一つの形式。
しんれいげんしょう【心霊現象】
科学の力によって解明・立証のできない不可解な出来事。超自然的な現象。
じょうとうしゅだん【常套手段】
同じような場合に、いつも決まってとられる手段。また、ありふれた方法や手段。▽「常套」は古くからの習慣。ありふれたやり方。
そうばかんか【走馬看花】
物をあわただしく大ざっぱにしか観察せず、理解の仕方が浅いこと。もとは科挙(官吏登用試験)に合格した者が馬を走らせ、得意げに都の花を見て回ったことをいう。▽「走馬」は馬を走らせること。「看花」は花を見ること。馬を走らせつつ花を見る、大急ぎで花を見る意。
そうめいえいち【聡明叡知】
聖人のもつ四つの徳のこと。転じて、生まれつき才能があり、賢くて先々まで見通せること。物事に通暁していて、すぐれた才知があること。▽「聡」はすべてを聞き分けること。「明」はすべてを見分けること。「叡」はすべてに通ずること。「知」はすべてを知っていること。「知」は「智」とも書く。
そくめんこうげき【側面攻撃】
真正面からではなく、側面から相手を攻撃すること。まともに正面から問題や困難に立ち向かわず、別な方面から攻めたり、解決策を考えること。
たいわくふかい【大惑不解】
自分の迷いを自覚できない凡人は、一生かかっても真理を悟ることはできないということ。また、大いに迷い惑って、疑問がなかなか解けないこと。
だんしょうしゅぎ【断章取義】
書物や詩を引用するときなどに、その一部だけを取り出して自分の都合のいいように解釈すること。▽「章」は文章。また、詩文の一編。「断章」は文章の一部を取り出すこと。「取義」はその意味をとること。「章しょうを断たち義ぎを取とる」と訓読する。
どうちょうとせつ【道聴塗説】
知識などの理解がいい加減で、しっかり自分のものになっていないこと。また、根拠のない伝聞、受け売りの意。▽「塗」は「道」と同じで道路のこと。道でたまたま聞き知ったことを、また道で得意そうに、人に話し伝えること。「道みちに聴ききて塗みちに説とく」と訓読する。
どんげいちげん【曇華一現】
めったに起こらないはずのことが身に起きたときの喜び。心配事が突然解決したときのうれしさ。