げんせいちゅうりつ【厳正中立】
厳しく公正を守り、どちらにも偏らない立場を守ること。「厳正」は厳しく公正を守ること。「中立」は両者の間に立って、どちらにも偏らないこと。
こうかばんげん【広厦万間】
非常に大きな家のたとえ。転じて、貧しい人々を庇護することのたとえ。
こうきしゅくせい【綱紀粛正】
国の法律や規則を引き締めて、不正を厳しく取り締まること。転じて、一般に規則を厳しく適用して不正行為をなくすこと。
こうしそうにく【行尸走肉】
才能や学問もなく、何の役にも立たない無能な人のたとえ。歩く屍しかばねと、走る魂のない肉体の意から。▽「行」は歩く意。「尸」は屍。屍や肉体は形だけあって、魂がないことからいう。「尸」は「屍」とも書く。
こうしそうにょう【行屎走尿】
日常生活のこと。▽便所で用を足すことから転じて、このような意味になった。「屎」は大便、「尿」は小便の意。
こうしゃしば【高車駟馬】
高位高官の地位にある人が乗るりっぱな車のこと。転じて、高貴な人のたとえ。
こうしらんしょう【嚆矢濫觴】
物事の始まり・起こり。▽「嚆矢」はかぶら矢の意。転じて、物事の始まり。昔、戦いを始めるときに、かぶら矢を敵の陣に射かけたことからいう。「嚆」は高鳴る、矢が鳴る意。「濫觴」は川の源の意。転じて、物事の初め。大きな川もその始まりは觴さかずきに溢あふれるほどのわずかな流れであることからいう。「濫」は溢れる意。「觴」はさかずき。「嚆矢」「濫觴」とも同じ意で、これを重ねて意味を強めた語。
こうじょうやせん【攻城野戦】
城を攻め、野で戦うこと。最前線で奮闘すること。▽「攻城」は敵の城やとりでを攻めること。「野戦」は野原で戦うこと。
こうだんかっぽ【高談闊歩】
盛んに議論をして、大股で歩くこと。転じて、自由で気ままなさま。
こうちゅうのしおう【口中雌黄】
一度口にしたことば、発表した文章の表現などに誤りや不適切なところがあれば、すぐに訂正することのたとえ。転じて、口からでまかせを言って、真相をおおい隠すこと。