せんさくばんそう【千錯万綜】
複雑に入り組んで、混乱しているさま。
せんしばんこう【千紫万紅】
さまざまな花の色の形容。また、色とりどりに咲いている花のこと。▽「千」「万」は数の多いことを示す。
せんせいこうげき【先制攻撃】
敵が、戦いの準備などをしている間に、先手を取って攻撃をしかけること。向かってくる相手より先に攻めること。
せんせんきょうきょう【戦戦兢兢】
恐れてびくびくしている様子。何かに恐れて気をつけ慎む様子。▽「戦戦」は震えて恐れること。「兢兢」は緊張して恐れるさま、恐れて戒め慎むさま。「兢」は「恐」とも書く。
せんにゅうのけん【先入之見】
ある事柄に対し、実際に調査や研究をする前から、あらかじめ抱いている見方、考え。先入観。
せんぺんいちりつ【千篇一律】
作られた多くの文章や芸術作品などが、どれも同じ調子や体裁で変わりばえのしないこと。転じて、どのようなことでも機械的に一つのマニュアルに従って処理して、融通がきかないこと。また、平凡で何の特徴もないこと。▽「千篇」は数多くの詩文のこと。「一律」はすべて同じ調子で変化がないこと。「篇」は「編」とも書く。
せんぺんばんか【千変万化】
局面や状況などがさまざまに変化してきわまることがないこと。▽「千」「万」は数量の多いことを表す。「変化」が千も万も起こるという意味。「変」は「べん」とも読む。
せんりどうふう【千里同風】
世の中がよく治まっていて平和であること。逆に世の中全体が混乱していることをいうときもある。▽「千里」は遠く離れた地域。「同風」は同じ風が国土の隅々まで行き渡っている意味。「風」は風俗・教化の意。
せんりのけつげん【千里結言】
遠方にいる友人と約束した言葉。▽「千里」は道のりの非常に遠いこと。「里」は距離の単位。中国の一里は時代によって異なるが、およそ五百メートル前後。「結言」は言葉によって約束をすること。
ぜしょうめっぽう【是生滅法】
生命のあるものは、いつかは必ず滅びて死に至るということ。▽仏教語。この世のすべてのものは、常にとどまることなく移り変わり、生きているものは必ず死ぬという考え方。