しゃしいんいつ【奢侈淫佚】
ぜいたくにふけり、みだらな楽しみや遊興にふけるさま。▽「奢侈」は度を越えたぜいたく。「淫佚」はみだらでだらしないさま。また、男女関係のみだらなさま。「佚」は「逸」とも書く。
しゃしぶんじゃく【奢侈文弱】
おごってぜいたくを尽くし、文事にばかりふけって弱々しいこと。また、そのさま。▽「奢侈」は度を越えたぜいたく。「文弱」は学問や詩文など、文事ばかりにふけって弱々しいこと。
しゃしゃらくらく【洒洒落落】
さっぱりとして物事にとらわれないさま。人の性格や態度などについていう。▽「洒落」のそれぞれの語を重ねて語意を強めた語。「灑灑落落」とも書き、「さいさいらくらく」とも読む。
しゃしょうせんば【射将先馬】
何かを手に入れたり、目的を果たしたりするためには、その周囲から手をつけるべきだということ。馬上の武将を射止めようとするなら、乗っている馬を射るのがよいという意味。
しゃしょくのしん【社稷之臣】
国家の重臣。国の大事にあって、大任を果たす大臣。
しゃせきいんう【射石飲羽】
どんなに困難なことに対しても、精神を集中して一心に事にあたれば、できないことはないということ。
しゃたんしゅちょう【舎短取長】
短所や欠点を捨てて、美点や長所を選び伸ばすこと。▽「舎」は捨てる意。「短」は短所・欠点。「長」は長所。「短たんを舎すて長ちょうを取とる」と訓読する。
しゃにむに【遮二無二】
一つのことをがむしゃらにすること。むやみに。また、やたらと。むしょうに。▽「遮二」は二を断ち切る意。「無二」は二がない意で、前後の見通しも考えないで行うこと。また、当て字とする説もある。
しゃほんちくまつ【舎本逐末】
物事の根本をおろそかにして、末節に心を配ること。▽「舎」は捨てる意。「本」は根本の意。「逐末」は末節、つまらないものを追い求めること。一般に「本もとを舎すてて末すえを逐おう」と訓読を用いる。