けいこむしょう【刑故無小】
故意に犯した罪は小さな罪でも刑罰を与えること。故意による罪を罰するのに、その犯した罪が小さいということは問題にならないという意から。▽「故」は故意に犯した罪。「故こを刑けいするに小しょうとする無なし」と訓読する。
こくしょくてんこう【国色天香】
牡丹ぼたんのこと。また、非常に美しい人の形容。▽「国色」は国中で第一の美しい色。また、国一番の美人。「天香」は天のものかと思うばかりの妙たえなる香り。すばらしい香りの意。「天香国色てんこうこくしょく」ともいう。出典に引用された李正封りせいほうの詩句「国色朝あしたに酒を酣たのしみ、天香夜に衣を染む」による。
さんだんろんぽう【三段論法】
論理学における推理法で、二つの判断(前提)と第三の判断(結論)であるところの「大前提・小前提・結論」の組み合わせで、推理を行うこと。三段推理法。三段法。
しのうこうしょう【士農工商】
官吏・農民・工人・商人の職分による四つの身分階級。日本では近世封建社会の身分制で、武士・農民・職人・商人をいう。
しらかわよふね【白川夜船】
《京都を見てきたふりをする者が、京の白河のことを聞かれて、川の名だと思い、夜、船で通ったから知らないと答えたという話によるという》 1 熟睡していて何も知らないこと。何も気がつかないほどよく寝入...
しんるいえんじゃ【親類縁者】
血縁関係のある者と、婚姻などによる縁続きの者の総称。
じばんちんか【地盤沈下】
建造物などの土台となる大地が沈み下がる現象。自然現象あるいは人為的行為(地下水のくみあげなど)による。また、勢力基盤の弱体化のたとえ。
じゃくにくきょうしょく【弱肉強食】
弱い者が強い者のえじきになること。強い者が弱い者を思うままに滅ぼして、繁栄すること。▽「強食弱肉きょうしょくじゃくにく」ともいう。
せつでいのこうそう【雪泥鴻爪】
行方がわからないこと。あとには、何も残らないということ。雪解けのぬかるみの道には、鴻おおとりの足跡も残らないという意味から。また、はかない人生のたとえとしても使われる。
そうかんぼくじょう【桑間濮上】
《濮水のほとりの桑間という地の意》国を滅ぼすような淫靡(いんび)な音楽。また、淫乱であること。 [補説]殷(いん)の紂王(ちゅうおう)が師延(しえん)にみだらな音楽を作らせたが、殷は滅び、師延は...