けんきょうふかい【牽強付会】
自分の都合のいいように、強引に理屈をこじつけること。▽「牽強」「付会」はともに、道理に合わないことを無理にこじつけること。「付」は「附」「傅」とも書く。
けんこうりへい【堅甲利兵】
非常に強い兵力のこと。▽「甲」はよろい、また、よろいを身につけた兵士。「利」は鋭い意。「兵」は武器のこと。堅固なよろいと鋭利な武器の意。
けんにんふばつ【堅忍不抜】
どんなことがあっても心を動かさず、じっと我慢して堪え忍ぶこと。▽「堅忍」は意志がきわめて強く、じっと堪え忍ぶこと。我慢強いこと。「不抜」は固くて抜けない意。意志が強く、何があっても心を動かさないこと。
げんせいちゅうりつ【厳正中立】
厳しく公正を守り、どちらにも偏らない立場を守ること。「厳正」は厳しく公正を守ること。「中立」は両者の間に立って、どちらにも偏らないこと。
こううんりゅうすい【行雲流水】
空行く雲や流れる水のように、深く物事に執着しないで自然の成り行きに任せて行動するたとえ。また、一定の形をもたず、自然に移り変わってよどみがないことのたとえ。▽「行雲」は空行く雲。「流水」は流れる水。諸国を修行してまわる禅僧のたとえにも用いられることがある。「流水行雲りゅうすいこううん」ともいう。
こくさくのきよう【告朔餼羊】
古くから続いている習慣や年中行事は、理由もなく廃絶してはならないということのたとえ。
ごくらくとんぼ【極楽蜻蛉】
事の重大さにまったく気づかず、のんきに構えている者のこと。
さんびゃくだいげん【三百代言】
詭弁きべんを弄ろうすること。また、その人。また、弁護士をののしっていう語。明治時代の初期に、資格のない代言人(弁護士)をののしった語からいう。▽「三百」は銭ぜに三百文もんの意で、わずかな金額、価値の低いことを表す。「代言」は代言人で弁護士の旧称。
しいびしょく【侈衣美食】
豪華な衣装やおいしい食事のことで、ぜいたくな暮らしのこと。衣類や食べ物に、ぜいの限りを尽くすこと。
ししふんじん【獅子奮迅】
獅子が奮い立って、猛進するような激しい勢い。また、そのような猛烈な勢いで活動すること。▽「獅子」はライオン。「奮迅」は激しく奮い立つさま。