だいどうだんけつ【大同団結】
いくつかの団体・政党などが、共通の目的に向かって、小さな意見の違いを越えて一つにまとまること。▽「大同」は同じ目的をもつ者が一つにまとまること。
てんてきせんせき【点滴穿石】
小さな水滴でも、長く落ち続ければ石に穴を開けることができるということ。転じてわずかな力でも積み重なれば、大きな仕事が成し遂げられるということ。
ぶんぼうそうぎゅう【蚊虻走牛】
ごく小さなものでも、強大なものを制することができるというたとえ。また、微細な事柄から大きな事件に発展することがあるというたとえ。
べいえんはくべん【米塩博弁】
議論が詳細かつ多方面にわたって交わされること。また、その議論。また、些末さまつなことをくだくだと話すこと。▽「米」「塩」は、ともに細かく小さな粒であることから、非常に細かいもののたとえ。「博」は広い、多方面の意。
めいろうかったつ【明朗闊達】
明るくほがらかで、細事にこだわらないさま。▽「明朗」は明るくてほがらかなさま。「闊達」は心が大きく、小さな事にこだわらないさま。「闊達明朗かったつめいろう」ともいう。「闊」は「豁」とも書く。
りゅうりゅうしんく【粒粒辛苦】
穀物の一粒一粒は、農民の苦労と努力の結果実ったものであること。転じて、細かな努力を積み重ねて、たいへんな苦労をすること。
ろうぎかいてい【螻蟻潰堤】
大きな事件や事故もほんの小さな原因からもたらされることのたとえ。けらやありが掘ったようなごく小さな穴でも、いずれは大きな堤防を壊してしまうことになる意から。▽「螻」はけら。「蟻」はあり。「潰」はつぶれる、壊れる意。「螻蟻ろうぎ堤つつみを潰ついやす」と訓読する。