けんとうしこ【懸頭刺股】
苦労して勉学にはげむことのたとえ。また、眠気をこらえて勉強することのたとえ。
こうぼくしかい【槁木死灰】
身も心も生気がまったくなく、何の働きもしないたとえ。無欲で無心なさま。▽「槁木」は枯れ木。からだが枯れ木のように静止して不動なことの形容。「死灰」は燃え尽きて、火の気のない灰。心が火の気のない灰のように無心なことの形容。いずれも生気や活気のないさま。
ごくらくとんぼ【極楽蜻蛉】
事の重大さにまったく気づかず、のんきに構えている者のこと。
ごふうじゅうう【五風十雨】
世の中が平穏無事であるたとえ。気候が穏やかで順調なことで、豊作の兆しとされる。五日ごとに風が吹き、十日ごとに雨が降る意から。▽出典の「五日にして一ひとたび風ふき、十日にして一たび雨ふる」の略。
さいきふのう【再起不能】
病気が治る可能性がないこと。転じて、失敗や挫折から立ち直ることができない状態のこと。
しひゃくしびょう【四百四病】
人のかかる病気のすべて。人体は地・水・火・風の四つの元素(四大しだい)から構成されていて、これが不調なとき、それぞれ百一の病気を生ずるとされる。▽仏教語。
しゃしゃらくらく【洒洒落落】
さっぱりとして物事にとらわれないさま。人の性格や態度などについていう。▽「洒落」のそれぞれの語を重ねて語意を強めた語。「灑灑落落」とも書き、「さいさいらくらく」とも読む。
しょうようじざい【逍遥自在】
自由を満喫して、優雅に楽しむこと。また、世俗から逃れて、自由気ままに暮らすこと。
しょくぎゅうのき【食牛之気】
子どもの時分から、大きな野望を秘めていること。また、優れた人物は、幼い時から傑出しているということ。虎や豹ひょうは子どものうちから、大きな牛を食べようとする意気を感じさせるという意味から。
じょうだんはんぶん【冗談半分】
本気でなく、ふざけて言ったり行ったりすること。言いづらいことや真実を、おちゃらけて言うこと。