ちいくへんちょう【知育偏重】
知育・徳育・体育という教育の三要素のうち、知育のみを重んじること。
ちがいほうけん【治外法権】
国際法上、他国領域の中で、その国の法律や裁判権の行使を受けない特権。転じて、ある人がある特定の事柄において、他人の支配や規則などによる拘束を受けないでいられる特殊な立場。
ちきほうゆう【知己朋友】
よく自分のことを知ってくれている友人のこと。また、よく待遇してくれる人。▽「知己」は自分の人柄・才能をよく知ってくれている人。親友の意。「己」はおのれ。「朋友」は友達、友人のこと。
ちぎしゅんじゅん【遅疑逡巡】
ぐずぐずとして、いつまでも疑い、決断せずにためらうこと。▽「遅疑」はいつまでも疑って決心できないこと。「逡巡」もためらう、しりごみする、ぐずぐずすること。「巡」は「循」とも書く。
ちぎょのわざわい【池魚之殃】
災いにあうこと。思いもよらない災難に巻き込まれること。
ちぎょろうちょう【池魚籠鳥】
不自由な身の上・生活のこと。また、宮仕えのこと。▽「池魚」は池の中の魚。「籠鳥」は籠かごの中の鳥。
ちくしつどうぼう【築室道謀】
余計な意見ばかり多くてまとまらず、物事がなかなか完成しない、また、結局失敗することのたとえ。▽「築室」は家を建てること。「道謀」は道を行き来する人に相談すること。家を建てようとして道行く人に相談していると、いろいろな意見があって一定の見解がなく、決着できないことから。
ちくそうせっき【竹槍蓆旗】
たけやりと、むしろばた。転じて、百姓一揆のこと。
ちくとうぼくせつ【竹頭木屑】
役に立たないもののたとえ。また、細かなもののたとえ。転じて、つまらないものでも、何かで役に立つかもしれないから粗末にしないこと。廃物利用すること。▽「竹頭」は竹の切れはし。「木屑」は木のくず。
ちくはくのこう【竹帛之功】
歴史に名を残すような功績や手柄のこと。