がんめんそうはく【顔面蒼白】
恐怖やけがなどのために、顔色が青ざめて見えるさま。
きんじゅういてき【禽獣夷狄】
中国周辺にいる異民族を卑しんでいう語。▽「禽獣」は鳥やけだもの。「夷狄」は異民族・未開人の意。
こうしこんどう【公私混同】
公おおやけの事と、私事わたくしごとをきちんと区別をせずにあつかうこと。
こうじょりょうぞく【公序良俗】
公の秩序と善良な風俗。社会的な妥当性が認められる道徳観。すべての法の基本理念で、法解釈やその適用のときの基準の一つ。▽「公序」は人々が守るべき社会の秩序。
しょうとうらんがく【焦頭爛額】
事前の予防を考えた者を賞さず、末端の些末さまつなものを重視するたとえ。根本を忘れ、些末なことを重視するたとえ。また、処理に手こずりせっぱつまって苦労することのたとえ。火災を消すために頭の毛を焦がし、額にやけどをおった者が賞される意から。▽「焦」は、こがす。「爛額」は額が焼けただれること。「焦頭爛額を上客じょうかくと為なすか」の略。火災を予防する方法を教えた者は賞されず、火事が起きて、苦労して消火にあたった者だけが賞されることから。「頭あたまを焦こがし額ひたいを爛ただらす」と訓読する。「爛額焦頭らんがくしょうとう」ともいう。
じこけんお【自己嫌悪】
自分に嫌気いやけがさして、自分自身をうとんじること。
じぼうじき【自暴自棄】
希望を失い、自分などどうなってもいいとやけくそになること。失望などのために投げやりな行動をして、自分を駄目にすること。また、そのさま。▽「自暴」はめちゃくちゃなことをして、自分自身のからだを損なうこと。「自棄」は自分で自分を見捨てること。
ひにくこうしゅ【肥肉厚酒】
ぜいたくな食べ物と酒。肥えてたいへん美味な肉と、上等なうまい酒。▽「肥肉」は鳥やけものの肥えておいしい肉、「厚酒」はおいしい酒の意。「厚酒肥肉こうしゅひにく」ともいう。
めいしんたんとう【盟神探湯】
古代日本で、物事の是非や正邪を裁くのに用いられた方法のこと。神に誓いを立てて、熱湯の中に手を入れさせると、正しい者は手にやけどをせず、邪よこしまな者はやけどをするとされていた。
めっしほうこう【滅私奉公】
私利私欲を捨てて、主人や公のために忠誠を尽くすこと。▽「滅私」は私利私欲を捨てること。「奉公」は国や社会などの公、または、主人や主君・上位の者などに自分の身をささげて尽くすこと。