まるきり の類語・言い換え
ブックマークへ登録全く/全然/さっぱり/まるきり/まるで/少しも/一向に の使い方
全く/全然/さっぱり/まるきり/まるで/少しも/一向に の使い分け
- 1
- 「全く」「全然」は、打ち消しを強調する意味で広く用いられる。「全然」と「全く」では、「全然」の方がくだけた表現。また、「全く」は、「全くおもしろい」など肯定文でも使えるが、「全然」は、ふつう否定形と呼応して使う。しかし、「全然いい」のように、肯定的な意味で使うこともある。
- 2
- 「さっぱり」は、完全にあとかたもなくという意味。期待どおりにならないという意味でも用いられる。
- 3
- 「まるきり」「まるで」は、百パーセント不可能であることを表わす。人間の意図を感じさせる表現なので、自然現象などについては、ふつうは用いられない。
- 4
- 「少しも」「一向に」は、変化しない様子を表わす。そこから、事態が進展したり進行したりする文脈でよく用いられる。
- 5
- 「一向に」は、書き言葉的なので、改まった挨拶(あいさつ)や公的発言によく用いられる。
全く/全然/さっぱり/まるきり/まるで/少しも/一向に の関連語
- からきし 【副】
- 能力がないことを表わすくだけた言い方。人間の性質について用いられることが多い。「ぼくは横文字はからきしだめだ」
- ちっとも 【副】
- 「少しも」の意のくだけた言い方。ただし、「ちっとも」の方が、「少しも」よりも否定の意味合いが強いことが多い。「ちっとも面白くない」
- 皆目 【副】
- 「全く(わからない)」の意を表わす。人間の理解行為について用いる。「皆目見当がつかない」
- 一切 【副】
- 「決して(…ない)」の意を表わす。人間の意思的行為について用いる。「今後一切いたしません」
- まるっきり 【副】
- 「まるきり」を強めた言い方。くだけた言い方になる。「まるっきりおもしろくない」「今日の話はまるっきりわからなかった」◇他に、「まるっきり幼い」など、やや軽蔑(けいべつ)の意味をこめて、その状態を強めていうときにも使う。
- 何ら 【副】
- なにほどの。なにも。文章語として用いる。「何らのききめもない」「何ら楽しくない」
全く/全然/さっぱり/まるきり/まるで/少しも/一向に の類語対比表
話が…わからない | 春になっても…暖かくならない | 彼のジョークは…おかしくない | 失敗ばかりで…だめだった | |
---|---|---|---|---|
全く | ○ | ○ | ○ | ○ |
全然 | ○ | ○ | ○ | ○ |
さっぱり | ○ | ○ | ○ | ○ |
まるきり | ○ | - | △ | ○ |
まるで | ○ | - | △ | ○ |
少しも | ○ | ○ | ○ | - |
一向に | ○ | ○ | ○ | - |
カテゴリ
#事柄・性質#程度
全く/全然/さっぱり/まるきり/まるで/少しも/一向に の類語 - 日本語ワードネット
全く の類語
-
完全な程度、一杯になるまで、または全範囲 の意
-
完全にそして資格なしで の意
-
異常に目立つ、または、例外的な、または、驚くべき種の(否定的には使用されない) の意
-
実際に、本当に、あるいは、極端に の意
-
真実、事実または現実に従って の意
-
実は(しばしば強調につながる) の意
-
徹底的に の意
-
全くに の意
-
極めて の意
- 本当に
- 絶対に
全然 の類語
-
完全な程度、一杯になるまで、または全範囲 の意
-
完全にそして資格なしで の意
-
全くに の意
-
直径の反対の終わりからのように の意
- 正反対に
まるきり の類語
-
完全な程度、一杯になるまで、または全範囲 の意
-
完全にそして資格なしで の意
まるで の類語
-
完全な程度、一杯になるまで、または全範囲 の意
少しも の類語
一向に の類語
日本語ワードネット1.1 (c) 2009-2011 NICT, 2012-2015 Francis
Bond
and
2016-2024 Francis Bond, Takayuki Kuribayashi