1. ゆがみや誤りなどを正しくすること。また、こわれたものを、もとどおりにすること。「カメラを—に出す」

  1. 器物の修理をする職種。また、その人。「錠前—」

  1. 直し酒」の略。

    1. 「—を一杯ごちそうになるか」〈志賀暗夜行路

  1. 直し味醂 (みりん) 」の略。

  1. 色直し」の略。

  1. 江戸時代の遊里で、客がさらに時間延長して遊ぶこと。ふつう「お直し」の形で用いる。

[形ク]《「なお(直)」の形容詞化》
  1. まっすぐである。ゆがんでいない。

    1. 「この国は—・く日の出づるかたに向けり」〈景行紀〉

  1. 素直である。正直である。

    1. 「—・き誠の心を以ちて」〈続紀文武

  1. 尋常である。普通である。

    1. 「目も鼻も—・しと覚ゆるは、心のなしにやあらむ」〈・総角〉

  1. 平らである。

    1. 「荒畠 (あらばたけ) といふものの、土うるはしうも—・からぬ」〈・一四四〉

出典:青空文庫

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