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キンポウゲ科の多年草。北地に多く、高さ10〜20センチ。早春、黄色い花を1個開き、やがて茎が伸び、羽状に細かく切れ込む複葉を互生する。盆栽にして正月の飾り物とする。根は強心薬になる。元日草。ことぶきぐさ。ついたちそう。《季 新年》「日の障子太鼓の如し—/たかし」
出典:デジタル大辞泉(小学館)
出典:青空文庫
・・・の雪の叢消えの間には福寿草の茎が先ず緑をつけた。つぐみとしじゅうか・・・ 有島武郎「カインの末裔」
・・・花屋の前には梅と福寿草をあしらった植木鉢が並んでいた。そんな風俗画・・・ 梶井基次郎「冬の日」
・・・どっかから、お歳暮に福寿草と、雪割草の盆景をもって来た。 生れて始・・・ 宮本百合子「午後」
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