1. 植物の地下茎肥大して、でんぷんなどの養分を蓄えているものの総称ヤマノイモサトイモサツマイモジャガイモなど。 秋》「—の露連山影を正しうす/蛇笏

  1. (多く接頭語的に用いて)都会風でない、やぼなものをあざけっていう語。「—侍」「—歌手

  1. 男が女を親しんでいう語。主として妻・恋人をさす。⇔兄 (せ) 

    1. 「秋さらば見つつ偲 (しの) へと—が殖ゑし屋前 (やど) の石竹 (なでしこ) 咲きにけるかも」〈・四六四〉

  1. 男の側から姉または妹をよぶ語。⇔兄 (せ) 

    1. 言問はぬ木すら—と兄 (せ) とありといふをただ独 (ひと) り子にあるが苦しさ」〈・一〇〇七〉

  1. 女どうしが友人や妹を親しんでいう語。

    1. 「風高く辺 (へ) には吹けども—がため袖さへ濡 (ぬ) れて刈れる玉藻ぞ」〈・七八二〉

《「いもがさ」の略》

  1. 痘瘡 (とうそう) 。天然痘。

    1. 「笑ひ盛りなる緑子 (みどりご) を…あらあらしき—の神に見込まれつつ」〈おらが春

  1. 痘瘡のあと。あばた。

    1. 「ちっとべい—はあるがと村仲人」〈柳多留・五〉

出典:gooニュース

出典:青空文庫

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