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能に用いる仮面。尉面 (じょうめん) ・姥 (うば) ・般若 (はんにゃ) ・平太など種類が多い。彫り方や彩色にも工夫がなされ、一つの面で喜怒哀楽を表現できるように作られている。おもて。
白洲正子による随筆集。昭和38年(1963)刊行。翌年、第15回読売文学賞受賞。
出典:デジタル大辞泉(小学館)
能面のよう
無表情、また、顔だちの端麗なさま。
のうめんうち【能面打ち】
能面を製作する人。めんうち。
出典:青空文庫
・・・やはりその一瞬間、能面に近い女の顔に争われぬ母を見たからである。・・・ 芥川竜之介「おしの」
・・・「ほんとうかね」能面に似た秀麗な検事の顔は、薄笑いしていた。 男・・・ 太宰治「あさましきもの」
・・・剃り落していました。能面のごとき端正の顔は、月の光の愛撫に依り金・・・ 太宰治「虚構の春」
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