おお・す〔おほす〕【^▽負す／^▽課す】

の解説

［動サ下二］

1. １ 背に負わせる。かつがせる。

   1. 「片思ひを馬荷ふつまに—・せ持て越辺に遣らば人かたはむかも」〈万・四〇八一〉

1. ２ 責任や罪などを負わせる。

   1. 「まさに重き罪に—・せむ」〈孝徳紀〉

1. ３ 命じて、物などを出させる。課役する。課税する。

   1. 「諸国 (くにぐに) に—・せて船舶 (ふね) を造らしむ」〈皇極紀〉

1. ４ 名をつける。

   1. 「且名を—・せて稲田宮主須賀之八耳神 (いなだのみやぬしすがのやつみみのかみ) と号 (なづ) け給ひき」〈記・上〉

1. ５ 危害などを被らせる。受けさせる。

   1. 「やにはに十二人射殺して、十一人に手—・せたれば」〈平家・四〉

1. ６ 負債を負わせる。貸す。

   1. 「ナンヂニ—・セタ小麦一石」〈天草本伊曽保・犬と羊〉

出典：デジタル大辞泉（小学館）

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