れいかんさんと【冷汗三斗】
強い恐怖感を抱いたり、恥ずかしい思いをして、からだ中から冷や汗が流れること。▽「一斗」は約十八リットル。「三斗」は量の多いことを誇張していったもの。
れいがんぼうかん【冷眼傍観】
冷ややかな態度で、かたわらでただ見ていること。
れいこくむざん【冷酷無残】
心が冷たく、残酷で人間らしい情感がまったく欠けていること。
れいこくむじょう【冷酷無情】
思いやりがなく、人間らしい感情に欠けていること。
れいこんふめつ【霊魂不滅】
人間の魂は永遠で、肉体が死んでも変わらず存在しているという考え方。
れいせいしった【励声叱咤】
声を上げて叱りつけること。怒鳴りつけて怒ること。
れいせいちんちゃく【冷静沈着】
落ち着いていて動揺しないこと。物事に動じず、あわてることのないさま。
れいだんじち【冷暖自知】
他人から言われなくても、自分のことは自分で分かること。水が冷たいか温かいかは、飲めばおのずと分かる意から。▽「冷暖れいだん自みずから知しる」と訓読する。
れいちょうねつば【冷嘲熱罵】
冷ややかにあざけって、盛んになじり非難すること。▽「嘲」はあざける、「罵」はののしる意。
れいていこく【零丁孤苦】
落ちぶれ貧窮して、周囲に助ける者もなく、孤独なこと。苦しい生活を送ること。▽「零丁」は落ちぶれて孤独なこと。「孤苦」は身寄りがなく、たいへん貧しいこと。中国晋しんの李密りみつが武帝から召されたとき、任官を辞退したい旨を上表した文の中の語。「孤苦零丁こくれいてい」ともいう。
れいにくいっち【霊肉一致】
霊魂も肉体も、ともに大切であるとするキリスト教の思想。
れっしじゅんめい【烈士徇名】
道理を知る人は、名誉のために命をささげるという意。
れんげおうじょう【蓮華往生】
死ぬこと。肉体が死んで、安寧な極楽浄土へ向かうこと。寂光浄土への旅立ち。
れんさはんのう【連鎖反応】
一つの反応によって、次の反応が引き起こされて、それが次々と進行すること。一つの事件が引き金となって、同様の事件が次々起こること。
れんじつれんや【連日連夜】
毎日、昼夜を問わず。幾日も幾晩も続いて。
れんせんれんしょう【連戦連勝】
すべてに勝ち続けていること。戦っても戦っても、勝ってばかりいること。向かうところ、敵なし。
れんぜんあしげ【連銭葦毛】
馬の毛色の名称。葦毛に銭を並べたような灰白色の斑点がついている。
れんたいせきにん【連帯責任】
複数の人間が、責任を分け合うこと。共同で、行為や結果の責任を負うこと。集団内で一人が失敗した時に、全員がそれを償うこと。
れんべいじしょく【聯袂辞職】
大勢の者がまとまって、一斉に職を辞して抗議すること。▽「聯袂」はたもとを連ねることから、人々が並んで行動を一緒にすることを指す。「聯」は「連」と同じ。連ねる意。「聯」は「連」とも書く。
れんりのえだ【連理之枝】
⇒ ひよくれんり(比翼連理)