[動カ五(四)]
8 (補助動詞)
㋐(動詞の連用形に接続助詞「て」を添えた形に付いて)話し手または動作の受け手にとって恩恵となる行為を他者から受ける意を表す。「これが先生にほめて—・いた作品です」「せっかく来て—・いたのですが、主人は今おりません」「一言声をかけて—・いたらよろしかったのに」
㋑(接頭語「お」または「御 (ご) 」に動詞の連用形またはサ変動詞の語幹を添えた形に付いて)8㋐に同じ。「これから先生にお話し—・きます」「お読み—・きたい」「御心配—・きまして」「御審議—・きたい」
㋒(動詞の未然形に使役の助動詞「せる」「させる」の連用形、接続助詞「て」を添えた形に付いて)自己がある動作をするのを、他人に許してもらう意を表す。「させてもらう」の謙譲語。「あとで読ませて—・きます」「本日は休業させて—・きます」