• 意味
  • 例文
  • 慣用句
  • 画像

[接尾]

  1. 名詞に付いて、形容動詞語幹をつくる。

    1. ㋐そのような性質をもったものの意を表す。「文学表現」「詩—発想

    2. ㋑それについての、その方面にかかわる、などの意を表す。「教育見地」「政治—発言」「科学方法

    3. ㋒そのようなようすの、それらしい、などの意を表す。「大陸風土」「平和—解決」「徹底追求

  1. 人名や人を表す語(また、その一部)に付いて、親しみや軽蔑 (けいべつ) の気持ちを込めて、その人を呼ぶのに用いる。「取—(=下級力士)」「泥—(=泥棒)」「幸—(=幸次郎)」

[補説]1は、中国語の「の」の意味に当たる助辞の使い方にならって、明治時代の翻訳文のなかで、英語の‐ticなどの形容詞的な語の訳語に「的」を当てはめたことに始まる。
名詞以外にも、「彼は『犬も歩けば』的な慣用句を多用する癖がある」「彼の上から物申す的な態度が気になる」のように文や句を受ける用法もある。
また最近、「わたし的には」「ぼく的には」という若い人が増えて批判対象となった。これは「わたしは」「ぼくは」と直截に言うのを避けた言い方である。「わたしとしては」「ぼくとしては」とぼかした表現で、「個人的には」「将来的には」などと同じ用法と見てよい。→方 (ほう) とか
goo辞書は無料で使える辞書・辞典の検索サービスです。1999年にポータルサイト初の辞書サービスとして提供を開始しました。出版社による信頼性の高い語学辞典(国語辞書、英和辞書、和英辞書、類語辞書、四字熟語、漢字など)と多種多様な専門用語集を配信しています。すべての辞書をまとめて検索する「横断検索」と特定の辞書を検索する「個別検索」が可能です。国語辞書ではニュース記事や青空文庫での言葉の使用例が確認でき、使い方が分からない時に便利です。