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乗る／載る（のる） とは？ 意味・読み方・使い方

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の・る【乗る／載る】
の解説

［動ラ五（四）］

  1. １ 物の上にあがる。「踏み台の上に—・る」「子が父のひざに—・る」

  1. ２ 乗り物の上、または中に身を置く。乗り物で移動する。「馬に—・る」「汽車に—・る」「船に—・る」⇔おりる。

  1. ３ 調子や動きによく合う。「リズムに—・って踊る」「マイクによく—・る声」

  1. ４ 勢いがついて物事がぐあいよく運ぶ。勢いにまかせてすすむ。「興が—・る」「図に—・る」「ブームに—・る」「仕事が軌道に—・る」

  1. ５ 誘いや持ち掛けに応じて仲間や相手になる。仲間として加わる。参画する。「その話に一口—・る」「相談に—・る」

  1. ６ 相手の思惑どおりに動かされる。引っかかる。だまされる。「おだてに—・る」「口車に—・る」「その手には—・らない」

  1. ７ うまくつく。十分につく。「おしろいが肌に—・る」「脂が—・った魚」

  1. ８ 風や潮流などによって運ばれる。「電波に—・る」「風に—・って盆唄が聞こえてくる」

  1. ９ （載る）書かれる。記録される。「新聞に—・る」「台帳に—・る」

  1. 10 邦楽・能楽で、リズミカルに演奏する。また、テンポを速めて演奏する。符号として、片仮名で「ノル」と記す。

  1. 11 歌舞伎・舞踊・能楽などで、しぐさや踊りが音楽に合う。双方のリズムがうまく調和する。「三味線に—・ったせりふ」

  1. 12 道に沿って行く。

    1. 「海原の路に—・りてや我 (あ) が恋ひをらむ大舟のゆたにあるらむ人の児故に」〈万・二三六七〉

  1. 13 心にぴったりとついて離れない。心を占めてしまう。のりうつる。

    1. 「ももしきの大宮人は多かれど心に—・りて思ほゆる妹」〈万・六九一〉

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出典：デジタル大辞泉（小学館）

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  • ･･･木馬になんぞ乗るやつがあるもんか？」　野口という大学教授は、青黒･･･ 芥川竜之介「一夕話」

  • ･･･おい、ともちゃん……乗るんだ。君は俺たちのモデルじゃないか。若様･･･ 有島武郎「ドモ又の死」

  • ･･･なりとも、乗れとなら乗る気になった。立花は怯めず、臆せず、驚破と･･･ 泉鏡花「伊勢之巻」

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