しょうぼう【聖宝】
[832〜909]平安初期の真言宗の僧。大和の人。諸国を遊歴して修行し、後世、修験道の中興と称された。醍醐寺・東大寺東南院などを建立。東密小野流の祖。諡号(しごう)、理源大師。
しょうまん【勝鬘】
「勝鬘夫人(しょうまんぶにん)」に同じ。
「勝鬘経」の略。
しょうまん‐ぶにん【勝鬘夫人】
《(梵)Śrīmālā》インド舎衛国の波斯匿(はしのく)王の娘。阿踰闍(あゆじゃ)国の王に嫁した。父に勧められ深く仏法に帰依したので、仏が示現して説法したという。その内容が勝鬘経とされる。
しょうむ‐てんのう【聖武天皇】
[701〜756]第45代天皇。在位724〜749。文武天皇の第1皇子。名は首(おびと)。藤原不比等(ふじわらのふひと)の娘光明子を皇后とした。仏教を保護し、東大寺のほかに、諸国に国分寺・国分尼...
しょうめい‐たいし【昭明太子】
[501〜531]中国、六朝梁(りょう)の武帝蕭衍(しょうえん)の長子。本名は統、字(あざな)は徳施。昭明は諡(おくりな)。文学を好み、中国最初の詩文集「文選(もんぜん)」の編者として知られる。
しょうめい‐もんいん【承明門院】
[1171〜1257]後鳥羽天皇の後宮源在子(みなもとのざいし)の院号。土御門(つちみかど)天皇の母。母高倉範子(はんし)は離婚後土御門通親に再嫁、在子も通親に養われ、のち、通親は外戚として権勢...
しょう‐よう【邵雍】
⇒邵康節(しょうこうせつ)
しょう‐よう【鍾繇】
[151〜230]中国、三国の魏(ぎ)の書家。潁川(えいせん)(河南省)の人。字(あざな)は元常。太傅(たいふ)の官に至ったところから、鍾太傅ともよばれる。八分(はっぷん)・楷書・行書をよくした。
しょうりき‐まつたろう【正力松太郎】
[1885〜1969]実業家・政治家。富山の生まれ。大正13年(1924)虎ノ門事件の責任を取って警視庁警務部長を辞任。同年読売新聞の社長となる。昭和9年(1934)プロ野球球団巨人軍の前身に当...
しょうわ‐てんのう【昭和天皇】
[1901〜1989]第124代天皇。在位1926〜1989。大正天皇の第1皇子。名は裕仁(ひろひと)。大日本帝国憲法下では唯一の主権者として統治権を総攬(そうらん)したが、第二次大戦後、神格化...
しょかつ‐こうめい【諸葛孔明】
⇒諸葛亮(しょかつりょう)
陳舜臣の長編歴史小説。平成3年(1991)刊行。翌年、第26回吉川英治文学賞受賞。
しょかつ‐りょう【諸葛亮】
[181〜234]中国三国時代の、蜀漢(しょっかん)の丞相。琅邪(ろうや)(山東省)の人。字(あざな)は孔明。劉備(りゅうび)に仕え、赤壁の戦いで魏(ぎ)の曹操を破った。劉備没後、その子劉禅を補...
しょくさんじん【蜀山人】
大田南畝(おおたなんぽ)の別号。
しょくし‐ないしんのう【式子内親王】
⇒しきしないしんのう(式子内親王)
ショスタコビチ【Dmitriy Dmitrievich Shostakovich】
[1906〜1975]ソ連の作曲家。グラズノフらに師事。当局から批判を受けて作風を変えつつ、常にソ連音楽界の第一線で活躍。作品に、15曲の交響曲、弦楽四重奏曲のほかオラトリオ「森の歌」など。
ショックレー【William Bradford Schockley】
[1910〜1989]米国の物理学者。英国の生まれ。半導体物理学を確立し、接合型トランジスタを発明。1956年、J=バーディーン、W=H=ブラッテンとともにノーベル物理学賞受賞。著「半導体物理学...
ショパン【Fryderyk Franciszek Chopin】
[1810〜1849]ポーランドの作曲家・ピアニスト。独特なピアノ書法による華麗で優雅な旋律で、独創的境地を開き、ピアノの詩人とよばれる。作品にポーランド民族音楽の特質を生かしたポロネーズやマズ...
ショルツ【Olaf Scholz】
[1958〜 ]ドイツの政治家。1975年社会民主党(SPD)に入党。ハンブルク市長などを経て、メルケルが率いる連立政権では副首相・財務大臣を兼任した。2021年、ドイツ連邦共和国の第9代連邦首...
ションガウアー【Martin Schongauer】
[1450?〜1491]ドイツの画家・版画家。ドイツ後期ゴシック絵画の代表者。また、初めて本格的な銅版画活動を行った画家で、デューラーなどに大きな影響を与えた。
ショー【George Bernard Shaw】
[1856〜1950]英国の劇作家・批評家。フェビアン協会に参加。風刺と機知に富んだ辛辣(しんらつ)な作品により、英国近代劇を確立した。戯曲「人と超人」「ピグマリオン」「聖女ジョーン」などのほか...
ショーペンハウアー【Arthur Schopenhauer】
[1788〜1860]ドイツの哲学者。世界は自我の表象であり、その根底にはたらく盲目的な生存意志は絶えず満たされない欲望を追求するために人生は苦になると説き、この苦を免れるには意志否定によるほか...
ショーレム【Gershom Gerhard Scholem】
[1897〜1982]イスラエルの思想家。ドイツのベルリンに生まれる。ユダヤ神秘主義研究の第一人者。また、親友だったベンヤミンの書簡集を編纂(へんさん)したことでも知られる。著「ユダヤ神秘主義」など。
ショーロホフ【Mikhail Aleksandrovich Sholokhov】
[1905〜1984]ソ連の小説家。革命前後の内戦と階級闘争に取材した大作を発表。1965年ノーベル文学賞受賞。小説「静かなドン」「開かれた処女地」など。