ハル【Cordell Hull】
[1871〜1955]米国の政治家。F=ルーズベルト大統領のもとで国務長官。太平洋戦争直前の対日交渉では、「ハル‐ノート」を最終提案として提出。参戦後は国際連合の設立準備に貢献し、1945年ノー...
ハルシャバルダーナ【Harṣavardhana】
[?〜647]インド、バルダナ朝の王。在位606〜647年。即位以来、四方に征戦して北インドを統一。仏教を保護し、多数の寺院を建立。唐僧玄奘(げんじょう)もその治世にインドを旅行。戯曲「ラトナー...
ハルス【Frans Hals】
[1580ころ〜1666]オランダの画家。肖像画や、ユーモアに富む風俗画を得意とした。作「聖ゲオルギウス射手組合の士官たちの会食」など。
ハルデンベルク【Karl August Hardenberg】
[1750〜1822]プロイセンの政治家。1810年、シュタインの後を継いで宰相となり、ウィーン会議に全権として出席し、領土拡大に成功。ギルドの廃止、商業の自由の確立、各種税制の改革などに努力した。
ハルトマン【Karl Robert Eduard von Hartmann】
[1842〜1906]ドイツの哲学者。シェリングの影響のもとで、ショーペンハウアーの「意志」とヘーゲルの「理性」とを包括する「無意識者」をたて、これを万有の根源とした。著「無意識者の哲学」。
ハルトマン【Nicolai Hartmann】
[1882〜1950]ドイツの哲学者。初め新カント学派に属して認識論を研究したが、フッサールの現象学の影響を受けて存在論を哲学の中心と考えるようになり、独自の批判的存在論を提唱した。著「認識の形...
ハルトマン‐フォン‐アウエ【Hartmann von Aue】
[1165ころ〜1215ころ]中世ドイツの宮廷詩人。アーサー王伝説に取材した長編叙事詩「エーレク」「イーベイン」、宗教的題材を扱った短編「グレゴリウス」「哀れなハインリヒ」など。
はるのや‐おぼろ【春廼舎朧】
坪内逍遥の別号。
ハルバースタム【David Halberstam】
[1934〜2007]米国のジャーナリスト。ニューヨークタイムズの記者としてベトナム戦争を取材し、1964年ピュリッツァー賞を受賞。その後も綿密な取材とダイナミックな筆致で政府の失策や大企業の内...
ハルムス【Daniil Ivanovich Kharms】
[1905〜1942]ロシアの詩人・小説家・劇作家。ソ連時代の前衛文学団体「オベリウ」の代表者の一人。不条理に満ちた作風で知られる。逮捕され、獄中で餓死した。
はるやま‐ゆきお【春山行夫】
[1902〜1994]詩人・評論家。愛知の生まれ。本名、市橋渉(わたる)。上京して雑誌「詩と詩論」を創刊。詩集「月の出る町」「植物の断面」、評論「詩の研究」「文学評論」など。