かわだ‐おうこう【川田甕江】
[1830〜1896]幕末・明治前期の漢学者。備中の人。名は剛(たけし)。大橋訥庵(おおはしとつあん)らに師事。文章家として知られた。著「文海指針」など。
かわだ‐こいちろう【川田小一郎】
[1836〜1896]実業家。土佐の人。岩崎弥太郎が創立した九十九(つくも)商会(後の三菱商会)に幹部として参加、鉱山事業を統括し、三菱財閥創業期の功労者として活躍した。後に日本銀行総裁に就任し...
かわだ‐じゅん【川田順】
[1882〜1966]歌人。東京の生まれ。甕江(おうこう)の子。佐佐木信綱門下。初期は浪漫的な作風で、のち写実的な傾向に転じた。実業界でも活躍。歌集「伎芸天」「山海経」「鷲」など。