こうこうのしつ【膏肓之疾】
不治の病、難病のこと。
こうこくのこころざし【鴻鵠之志】
大人物の志こころざし、遠大な志のこと。また、小人物には大人物の志は理解できないことのたとえ。
こうこのうれい【後顧之憂】
のちのちの心配のこと。
こうさいだつもく【光彩奪目】
目を見張るばかりの美しい輝きやいろどり。▽「光彩」は美しく輝く光。また、鮮やかないろどりの意。美人の形容ともなる。「奪目」はすばらしさで、見る者をうっとりさせること。「彩」は「采」とも書く。一般に「光彩こうさい目めを奪うばう」と訓読を用いる。
こうさいらくか【幸災楽禍】
他人の不幸を喜ぶこと。人の災いを幸いとして喜び、災いを楽しむ意から。▽「幸災」は人の災難を幸福として喜ぶこと。「楽禍」は災いを招くことを楽しむこと。ここでは他人の災いを見て楽しむこと。「災わざわいを幸さいわいとし禍わざわいを楽たのしむ」と訓読する。「楽禍幸災らくかこうさい」ともいう。
こうさいりくり【光彩陸離】
光が乱れ輝き、まばゆいばかりに美しいさま。▽「光彩」は美しく輝く光。また、鮮やかないろどり。美人の形容ともなる。「陸離」は光がきらきらと入り乱れて輝くさま。「彩」は「采」とも書く。
こうさんこうしん【恒産恒心】
一定の財産や職業をもたないと、一定の道徳心や良心を保つことができないことのたとえ。
こうざいしっそく【高材疾足】
知勇を兼ね備えた、すぐれた人物のたとえ。すぐれた才能や能力をもった者のたとえ。▽「高材」はすぐれた才能。「疾足」は足の速いこと。「材」は「さい」とも読み、「才」とも書く。
こうざんりゅうすい【高山流水】
すぐれて巧みな音楽、絶妙な演奏のたとえ。また、自分を理解してくれる真の友人のたとえ。清らかな自然の意に用いられることもある。▽「流水高山りゅうすいこうざん」ともいう。
こうしこんどう【公私混同】
公おおやけの事と、私事わたくしごとをきちんと区別をせずにあつかうこと。