かいこういちばん【開口一番】
何かを話し始める一番最初に。口を開くやいなや。▽「開口」は口を開くこと。話し始める意。
がんこいってつ【頑固一徹】
非常にかたくなで、一度決めたらあくまでも自分の考えや態度を変えようとしないさま。また、そういう性質。▽「一徹」はかたくなに思い込み強情に押し通すこと。ほぼ同意の熟語を重ねて語意を強めたもの。
ききいっぱつ【危機一髪】
ひとつ間違えば、非常な危険に陥ろうとする瀬戸際。髪の毛一本ほどのわずかな違いで、危険や困難に陥るかどうかの、きわめて危ない瀬戸際をいう。▽「危機」は非常に危ない状態。「一髪」は一本の髪の毛。
きふのいちだく【季布一諾】
絶対に破られることのない固い約束や承諾のたとえ。また、一度した約束や承諾は必ず守ることのたとえ。
けいぐんのいっかく【鶏群一鶴】
多くの凡人の中に、一人だけきわだってすぐれた人がいることのたとえ。
けいりんのいっし【桂林一枝】
①人柄が立派ですぐれていることのたとえ。自分の出世を謙遜していうことば。②科挙(官吏登用試験)に及第することを謙遜していうことば。③自分の出世にまだ満足していないことのたとえ。④容易に得がたい人物や出来事のたとえ。⑤高潔で世俗から離れた人物のたとえ。
さんみいったい【三位一体】
キリスト教で、父(神)と子(キリスト)と聖霊は、一つの神が三つの姿となって現れたものであるという考え方。転じて、三つのものが、一つのものの三つの側面であること。三つの別々のものが緊密に結びつくこと。また、三者が心を合わせて一つになること。
しでんいっせん【紫電一閃】
事態の急激な変化の形容。研ぎ澄まされた剣をひと振りするとき、一瞬ひらめく鋭い光の意から。▽「紫電」は研ぎ澄まされた剣をひと振りするときにひらめく鋭い光。「一閃」は一瞬のひらめき。さっとひらめくこと。
しゅうぎいっけつ【衆議一決】
多くの人の議論や相談によって、意見がまとまり決まること。▽「衆議」は多くの人々の議論・相談。「一決」は一つにまとまり決まること。
しゅうしいっかん【終始一貫】
最初から最後までずっと変わらないこと。▽「一貫」は一つの方法・態度などを貫き通すこと。