あいえんきえん【合縁奇縁】
不思議なめぐり合わせの縁。人と人とが互いに気心が合うかどうかは、みな因縁いんねんという不思議な力によるものであるということ。人と人の結びつきについていうが、特に男女の間柄についていう。▽「合縁」はもと仏教語で、恩愛から起こる人と人の結びつきの意。「奇縁」は不思議なめぐり合わせの意。また、思いがけない不思議な縁の意。「愛縁機縁」「相縁機縁」とも書く。
えいせつのさい【詠雪之才】
文学的才能のある女性。また、そのような女性をほめるときのことば。
じゅんじょうかれん【純情可憐】
素直で可愛らしいこと。無邪気で愛らしく、いとおしく感じられるようす。
そうしそうあい【相思相愛】
互いに慕い合い、愛し合っていること。▽「相思」は相手を慕い合うこと。「相愛」は互いに愛し合うこと。多く男女間に用いるが、自分の入りたいチームなどが自分を獲得したがっている状態などにも用いる。
たんしょうのうまつ【淡粧濃抹】
美しい女性の容貌ようぼうや装いのこと。▽「淡粧」は薄い化粧、「濃抹」は濃い化粧。どちらも趣があって美しいということ。「抹」は「沫」とも書き、「ばつ」とも読む。
ばんりょくいっこう【万緑一紅】
あたり一面の緑の草むらの中に開く紅あかい花一輪の意で、平凡な多くのものの中に、一つだけすぐれたものがあること。また、特に多くの男性の中に一人女性がいること。また、その女性。
ひんけいのしん【牝鶏之晨】
めんどりが夜明けの時を告げる意で、女性が権力を振るうこと。また、女性が権力を握ると国家が滅亡するというたとえ。
ふうきびんらん【風紀紊乱】
社会道徳、風俗・規律、特に男女間の交遊などが乱れること。
ほうとうむすこ【放蕩息子】
ほしいままに振る舞う、全く役立たずの息子。酒や女におぼれて身持ちがおさまらない息子。
むこくのたみ【無告之民】
救いを求めて訴えることができない人々のこと。また、頼る者のない天涯孤独な人。貧者、老人、身寄りのない子、夫を亡くした女性などの弱者。