てんがいひりん【天涯比隣】
たとえ遠く離れていても、すぐ近くにいるように親しく思われること。親しい友人などについていう。▽「天涯」は非常に遠い所、「比隣」は隣近所の意。
でんえんしょうぶ【田園将蕪】
人手がないために田畑に雑草が生い茂って、荒れ果てる寸前であること。
はっこういちう【八紘一宇】
全世界を一つにまとめて、一家のように和合させること。第二次大戦のとき日本が国家の理念として打ち出し、海外進出を正当化するスローガンとして用いた。▽「八紘」は天地の八方の隅、地の果てまでの意。転じて、全世界の意。「宇」は家の意。
ひゃくさいむきゅう【百載無窮】
永久きわまりなく無限なこと。天地は永遠に不変きわまりないこと。▽「百載」は「百歳」に同じ。百年、転じて、永遠に、永久に、長くの意。「無窮」はきわまりないさま。果てしがないこと。永遠。
ひろうこんぱい【疲労困憊】
疲れきってしまうこと。▽「困憊」はすっかり疲れきること。疲れて弱りきること。
びみょうげんつう【微妙玄通】
緻密ちみつで奥深く、すべてに通じていること。真理を体得した者の様子をいう語。▽「微妙」は精妙・緻密なさま。また、深遠で奥深く知りがたいさま。「玄通」は奥深く通じていること。また、奥深く果てしないこと。
ぼうぜんじしつ【茫然自失】
あっけにとられたり、あきれ果てたりして、我を忘れること。気が抜けてぼんやりとしてしまうこと。▽「茫然」はあっけにとられるさま。ぼんやりと気抜けするさま。「自失」は我を忘れてぼんやりとすること。「茫」は「呆」とも書く。
まんもくこうりょう【満目荒涼】
見渡す限り、荒れ果ててさびしいさま。▽「満目」は見渡す限り、あたり一面の意。「荒涼」は荒れ果てて物さびしいさま。
みらいえいごう【未来永劫】
これから未来にわたる、果てしなく長い年月。永遠。▽仏教語。「未来」は将来のこと。「永劫」は想像できないほど長い時間を表す。「未来」を添えて意味を強めた語。仏教では「永」は「よう」とも読む。
むりょうむへん【無量無辺】
限りないほど広々としていること。また、物事の程度や数量、分量などが計り知れないこと。