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有無相生の解説 - 三省堂 新明解四字熟語辞典

有と無は、有があってこそ無があり、無があってこそ有があるという相対的な関係存在すること。また、この世のものはすべて相対的な関係にあること。▽「相生」は互いに生じ合うこと。もとは、人間の価値観は要するに相対的なものであって絶対的なものではないのに、それを絶対的なものと錯覚して、万物を勝手歪曲わいきょくして秩序立てている人間の愚かさと危うさを警告した『老子』の中の語。「有無うむ相生あいしょうず」と訓読する。
出典
『老子ろうし』二章

有無相生の解説 - 学研 四字熟語辞典

有があってはじめて無があり、無があってはじめて有があるという、有と無の相対的な関係。また、世の中のすべての事柄は相対的な関係にあるということ。
注記
「相生」は、互いに生じあうこと。『老子ろうし』の中に見られる語で、人間の価値観は相対的であるのに、絶対的なものであるかのように錯覚して、現象界を秩序立てている人間の愚かさを警告したもの。「有無うむあいしょうず」と読み下す。この語の後に「長短ちょうたんあいかたちし、高下こうげあいかたむき、音声おんせいあいし、前後ぜんごあいしたがう」と続く。
表記
「相生」を「早生」「相成」などと書きちがえない。
出典
『老子ろうし』二
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2023年12月